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超のつく長文ですが・・・

2013.04.12 14:57|思うこと
こんにちは。

今日はお休みです。
自宅の沼津はかなりの強風。

本当に布団がふっとんで大変な事になっております。
(それでも、また干す。)

IMG_3120.jpg

さて。最近のRokumokuは4月29日のコトコト市と
5月8日から始まる個展(?)に向けて
ひたすら造る毎日です。

それぞれの詳細やら宣伝をしなくてはならないのですけど、
その前に宣伝ととられたくない
私の財産になる出来事があったのでお話を。。。



これまで、ネットやお店でご注文頂いたお客様から
とてもとてもとても嬉しいお手紙やメールを
沢山頂いて、それが大きな励みとなって仕事を続けることができています。

2月のある日もある方からお手紙を頂戴しました。

私がスプーンを造る意味は、文章にも形にもできないモノでしたが
その姿がはっきりと見えた出来事のように思えて
「心の中できちんと整理ができたらブログに・・・」とお願いしましたところ、
ご本人様が快諾してくださったので、大切に書かせて頂きます。

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この方には、92才になるお父様がいらっしゃいました。
高齢の為、多少認知症があったものの
周りが驚くほど足腰がしっかりしていたのだそうです。

お正月も、元旦には公園をお散歩し。
2日はお孫さんに囲まれて、よく食べよく笑い。
3、4日もお出かけしてとても楽しいお正月を過ごされたのだそうです。

ところが、4日目。
二階の階段から転落・・・。
骨には異常がないとの病院での診断も
足腰が立たなくなり、そのまま寝たきりになってしまったそうです。

ご家族で慣れない介護に四苦八苦しながら
ようやく介護の体制が整った、と思った矢先。
「本当にあっけなく逝ってしまった」と。

そこには、お父様に対する愛情、大好きな人が居なくなってしまった寂しさが
優しく綴られていました。
それだけでも、胸がいっぱいになってしまったのですが。

「その中で、倫子ちゃん(私です)にお伝えしたかったこと」として・・・

食が細くなってしまっていた時に、
以前からお父様が好きだった
『いろいろな野菜の入ったポタージュ』を作ったけれど
色々と声をかけてみても、ちっとも口を開かず飲んでくれなかったのだそうです。

その時、ふと私のスプーンを思い出してくださり、
そのスプーンで試したところ・・・

「父は口を開き、元気な人がするようにヒラリとスプーンに唇をそわせて
ゴックンと飲み込んだのです。カップに一杯!口を開けて、ちゃんと要求をして飲み終わったのですよ!
母も私もびっくりし、そしてほっとしたのでした。」

でも、これがお父様のこの世で頂いた最後の食事となったそうです。

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お父様が亡くなられた悲しさと
このお話をお手紙にして伝えてくださった事に感謝するのと
両方でとても複雑な思いで読ませて頂きました。


その方は、スプーンを作った私に感謝してくださったのですが、
これ、私が良いスプーンを作ったって事では全くないんです。

でも、もしかしたら、ご家族の愛情を直接お父様に伝えるお手伝いができたのかもしれない、
と思ったらお役に立てたような気がして、
心から嬉しい気持ちでいっぱいで涙が溢れました。


私が、『木のスプーン』を選んでモノづくりをする本当の理由は
目に見えないもののような気がしていたので
奇妙な話は、誰にも。自分でも文章にすることができないものでしたが、
この出来事で形になって私にも見えたような気がしました。


金属が電気や熱を通しやすいように、人の手で作られた木のスプーンは
愛情を伝えることができるのかもしれない、と
本気で思っています。

写真 (2)





看取るご家族が、大きな愛情を最期まで注ぐことが出来、
お父様もご家族の愛情を最期に受け取れたこと。
その時間や想い出を作れたこと。
木のスプーンでお手伝いができたのだとしたら、
本当に木のスプーン屋冥利に尽きます。
(まったく安っぽい言葉しか持っておらず悔しいくらいですが)

ご家族の愛情が大きかったからこそ、だったのだと思います。



この出来事は、私の大きくて大切な財産になりました。


木のスプーン。全国でとても作る人が多くなってきました。
安いものではないですが、簡単に手に入るようになっています。

きっと、どれもその役目を果たしてくれるものだと思います。
ぜひ、気に入ったものを一度手にとってみてほしいです。


私は、毎日の食事に当たり前のようになるスプーンをオススメします。
心を込めて作った料理にこもった愛情を
大切な人の心へダイレクトに伝えることができる
方法のひとつかもしれません。
相手は気づかなくても、ジャブのようにじわじわ効いてくるような…。

私のような口下手の人には最適かと(笑)


追記。
お手紙をくださったN様。本当にありがとうございました。
お父様のご冥福を心よりお祈り致します。

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